2012年10月11日木曜日

平成24年10月11日の朝に 

 先月の9月11日に 子どもたちのすなやま が 道の駅はなわ 天領の郷に出来ました!

 今年の春 まだ雪が庭に残っている頃に、庭先で砂利等をしゃがんでは投げて遊ぶ2歳の娘を、その砂利は放射能ついてんだけどな~と思いつつも遊ばせていました、(これは汚染された地域のさだめだと、私は受け止めています。) その時です集められて残っていた雪に手を伸ばした娘は素直にその雪を食べ始めたのです! それだけは駄目!っととっさに娘を抱きかかえ それはあっぺ(きたない)! 砂利を触った手で雪を食べてはだめだよと抱きしめました。

放射能は目に見えません 匂いもしません でも線量測定器をかざすとそこには間違いなく存在する放射性物質(私は田舎者なのであえて放射能と書きます)。


 貝化石の上部にある砂が福島県内の子供達の各学校の校庭の砂に使われてきました、最後にこの塙町に安心して裸足で遊べる砂山を作り、お父さんと子供が一緒に大地と触れ合える場所を作りたとの思いからやっと9月11日に福島県は県南の道の駅はなわの河川敷に完成しました。


これは息子と砂山を作っている途中で放射線量を測定しに行った時ですが、息子は本能で裸足になり山に登りました笑 子どもと親を一緒に地球と素足でアースさせ、何が必要で何をすべきか考える まず地球に 大地にふれましょう!

地元の夕刊紙にも取り上げてもらいました

  震災後初めて子供を裸足で遊ばせる事が出来ましたと言ってくれたお母さんがいました。



また先日 福島のお米の放射能測定をしている現場を子供達と見学してきました!

はたらくおじさん はたらくおじさん こんにちわ~!

と行きましたら はたらくおにいさんですっとつっこまれました。。。


県南地域は全てこの日立造船の測定機で全ての米を測定します、まず自分の町の全ての地域の米を測定し、検出されないのを確認するまで、米の販売は出来ないそうです この日はまだ販売出来ない状態(全ての地域が測定していない為)でした。


まず初めに、持ち込んだ米が何処で収穫された米かを役場の担当職員と確認します、机の上にあるのが町の航空地図ですこれで全ての地域の米が問題ないと確認されてから、私達の町の米は流通され始めます!


お米には1袋毎にQRコードが貼られ、そこから収穫された場所や測定値がしらべられるそうです。
ちなみに昨日頂いた新米に貼ってありましたこんな感じです。






2012年2月23日木曜日

なぜ福島の水道水は、放射性物質が検出しないのか?

久しぶりに書きます。
まずは東京大学 大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 国際情報農学研究室 教授 の溝口 勝先生が昨年12月11日に地元JAの放射性物質と農畜産物に関する研究会にて教えていただいた事をベースに、私がこの福島で生活して勉強して理解している事を書きたいと思います。


なぜ 福島県の水道水は、測定しても放射性物質が検出しないのか?

まず 県及び国が測定している放射能測定の結果は基本的に嘘 偽りはありません! ここは安心して大丈夫です!(野菜や果物は採取する場所や物に片寄は見受けられるようですが。。。)

ではなぜ、河や池・沼などの泥の測定では放射性物質が検出され、その同じ所から採取した水道水には検出されないのか? なぜ米の放射能測定では、検出される所とされない所がでるのか? 

これらは実は全て  “粘土” のお陰なんです!!




“粘土” とはなにか? 溝口先生は私達に解り易く教えてくれました。

「土は何から出来ているかというと、土粒子と水と空気でできています。その土粒子は大きさによって3種類に分かれ、ペットボトルに土と水を入れてシャカシャカ振ると、大きな粒子の土が先に沈み、小さな粒子は後から沈みます。
大事なのは後から沈む“粘土” なんです!」

“粘土の表面は電気的にマイナスになっている、下敷きで服を擦ると静電気が起きてくっつのと同じように、“粘土”の表面がマイナスになっているので、それを打ち消すようにプラスのイオンが粘土の表面にくっつこうとします。 たとえばカルシウムはCa+ プラスのイオンですからそれが “粘土- の表面にくっついている。 

これが、農家の人達の田んぼや畑で、肥料分であるチッソ・リン酸・カリなどの陽イオンを、 “粘土マイナス” の表面に吸着された状態で土壌に残り、植物が根を伸ばし、毛細根から吸収されて植物が育ちます。

これは難しいのですが簡単に言うと、カルシウムCa+とセシウムCs+“粘土- をさっきのペットボトルにいれてカシャカシャ振る実験をすると、通常ならマイナスの粘土に カルシウムCa+ と セシウムCs+ が半々位の割合でくっつけばいいやと思うが、なんと実際はほとんど  セシウムCs+  しか粘土の表面にくっつかない!!

“粘土-には カルシウムは追い出され、 セシウムCs+ だけが吸着される性質がある。

しかもその割合がものすごくて、粘土にカルシウムが1個吸着されていれば、 セシウムCs+ は
10の16乗個の数 いっぱいありすぎて数えきれない位  “粘土- の表面に セシウムCs+  が吸着されます。

田んぼや河に 粘土- があり、そこにセシウムCs+が来ると今まで付いていた陽イオンが、全て叩き出し、 セシウムCs+ が吸着される! これが今の問題の本質です。

これらはアメリカの友達(粘土表面科学の権威であるCliff Johnston 教授(アメリカパデュー大学;元アメリカ粘土学会長)が調べたことで、粘土の表面には、一見真っ平にみえる所に6角形の穴ぼこがあいている まぁ落とし穴ですね、その落とし穴にこの セシウムCs+ がポンと入ってしまう! しかも セシウムCs+ の直径 大きさが、この穴とほぼ同じ大きさで、一度入ってしまったら抜けなくなる。 セシウムCs+粘土- の表面の落とし穴に落ちて外れなくなっているのが今の日本の セシウムCs+ 状態です。 

(ここまでの下線は私の追記した文です。)